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中野 明安

今年の災害を振り返ると・・・。

2022/12/27

今年の災害を振り返ると・・・。

 2022年もあとわずかとなりました。今年1年の災害を振り返ると、、、

✓ 日向灘地震 2022年1月22日
 マグニチュード6.6、震源の深さは45 km。
 大分県大分市、佐伯市、竹田市、宮崎県延岡市、高千穂町で最大震度5強。

✓ 宮城・福島地震 2022年3月16日
 マグニチュード7.4、震源の深さは57 km。
 <震度6強>
 宮城県登米市、蔵王町
 福島県相馬市、南相馬市、国見町
 <震度6弱>
 宮城県石巻市、名取市、角田市、岩沼市、栗原市、東松島市、大崎市、大河原町、川崎町、亘理町、山元町、涌谷町
 福島県福島市、二本松市、田村市、伊達市、桑折町、天栄村、楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、新地町、飯舘村
 <震度5強>
 岩手県、宮城県、山形県、福島県
 <震度5弱>
 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、新潟県

✓ 岩手県沖地震 2022年3月18日
 マグニチュード5.6、震源の深さは18 km。
 岩手県野田村で最大震度5強。

 福島県中通り地震 2022年4月19日
 マグニチュード5.3、震源の深さは90 km。
 茨城県城里町で最大震度5弱。

 茨城県沖地震 2022年5月22日
 マグニチュード5.8、震源の深さは30 km。
 福島県いわき市で最大震度5弱。

✓ 能登半島地震 2022年6月19日
 マグニチュード5.4、震源の深さは13 km。
 石川県珠洲市で最大震度6弱。

✓ 能登半島地震 2022年6月20日
 マグニチュード5.0、震源の深さは14 km。
 石川県珠洲市で最大震度5強。

✓ 熊本地震 2022年6月26日
 マグニチュード4.7、震源の深さは9 km。
 熊本県美里町で最大震度5弱。

 高知県 線状降水帯発生 2022年7月5日

 埼玉県 局地的大雨 2022年7月12日
 埼玉県鳩山町で1時間に111.0ミリの猛烈な雨を観測
 東松山市の九十九川では越水を確認され、「緊急安全確保」を発表。

✓ 宮城県 局地的大雨 2022年7月15日
 48時間降水量が大崎市古川が259.5ミリ、栗原市築館が226.0ミリとなり観測史上最大を記録
 大崎市古川では、名蓋川の堤防が決壊し「緊急安全確保」を発表。

 長崎・大分・福岡・佐賀・山口県 線状降水帯発生 2022年7月18、19日

 青森・秋田・山形・新潟・福井県 線状降水帯発生 2022年8月3から5日
 主な氾濫河川
 ・最上川(山形県)5箇所
 ・米代川(秋田県)1箇所
 ・梯川(石川県)1箇所   外59河川

 東北北部 大雨 2022年8月9日から
 32水系の96の河川で氾濫。126件の土砂災害発生。

✓ 北海道宗谷地方北部地震 2022年8月11日
 マグニチュード5.1、震源の深さは10 km。
 北海道中川町で最大震度5弱。 その18分後、マグニチュード5.3、震源の深さは10 km。同じ中川町で最大震度5強。

 大隅半島東方沖地震 2022年10月2日
 マグニチュード5.9、震源の深さは30 km。宮崎県日南市で最大震度5弱。

✓ 福島県沖地震 2022年10月21日
 マグニチュード5.0、震源の深さは30 km。福島県楢葉町で最大震度5弱。

✓ 茨城県南部地震 2022年11月9日
 マグニチュード4.9、震源の深さは50 km。茨城県城里町で最大震度5強。

 さらに最近の雪害を加えると、本当に何ページ掲載してもキリが無いくらいという気象災害(停電)そして地震の連続という状況ですね。でも、それが皆さんの生活や事業・経済活動にも悪い影響を与えるものですから「数えられないくらい」と言って思考停止にならず、このような連続して押し寄せるリスクを踏まえた対応を準備することに考えを進めるべきと思います。

 2020年から今年までの3年間、圧倒的な影響力を与え続けた新型コロナは、来年には2類から季節性インフルエンザと同様の5類に変わる可能性があり、ステージが変わることから、事業者の皆様も対応に変化が求められます。これは、12月27日に公表予定の「職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド(第6版)公益社団法人 日本産業衛生学会・一般社団法人 日本渡航医学会」をご覧いただければ幸いです。

https://plaza.umin.ac.jp/jstah/index2.html

 いずれにせよ、コロナ禍を経験したことで、働き方改革が進展したことは1つの重要な事実です。テレワークやそのためのシステムの準備が進んだことかと思います。これは危機管理としては重要な成果であり、今後は、それを未経験者にも同様の経験知を与えるための教訓の伝承です。企業法務的には規則等の充実です。その点をしっかりと念頭においてさらに来年は弾力的な対応を進めて頂ければと思います。

 2023年も事業活動への影響を最小限に抑えて、しっかりと難局を乗り越えましょう。
 一緒に取り組みましょう。「命を守り、家族を守り、業務を守るBCP」、どうぞよろしくお願いいたします。

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