2024年6月6日に、知的財産法研究チーム主催で、AI時代の知的財産権検討会が公表した「中間とりまとめ」をご紹介するセミナーを実施いたしました。
非常に多くの皆様にご参加いただけ、また、ご質問も多数頂戴しました。
今回は、「中間とりまとめ」の概要をご紹介いたします。
(セミナーは、アーカイブ配信しておりますので、詳細についてはそちらを是非ご覧ください。)
「中間とりまとめ」は、生成AIの仕組みや現在の状況について整理を行い、生成AIの仕組み(下記の図もご参照ください。)から、それぞれの場面ごとに、生成AIをめぐる懸念やリスクへの対応について、著作権法その他の知的財産法との関係から検討を行ったものです(セミナーでは、主として法的な検討部分についてご紹介をしております。)。
また、法的な検討以外にも、懸念やリスクへの対応として「技術による対応」、「契約による対応」という観点からも、横断的に検討が行われています。

「中間とりまとめ」の作成にあたっては、各知的財産権を所管する省庁(著作権法:文化庁、特許法・意匠法・商標法:特許庁、不正競争防止法:経済産業省等)もオブザーバーとして参加しています。そのため、今後の各省庁における議論にも、影響を与える可能性のある重要なものですので、是非一度ご覧いただければと存じます。
生成AIについては社内で導入を検討している方も多数いらっしゃると思いますので、引き続き、ご質問やご相談などございましたら、お気兼ねなくご連絡をいただければと思います。